職業柄、いろいろな化粧品を試す機会をいただくのですが、ここ数年は化粧品の技術の進化に驚くことばかり。「ほんの数年前まではこんなことできなかったよね」「まさかこの成分にこんな肌効果があったとは!」など、容器の中身である基礎研究はものすごいスピードで進化しているのです。
美容のプロたちもエイジングケアのカテゴリーには以前から注目していて、毎日のお手入れに余念がありません。その理由を聞くと“未来の肌のために行っている”という返答がほとんどです。5年、いや2年後の未来の肌を生き生きと若々しく保つためには、「今やれることをする」というのがプロの見解。しかも、「今の肌に合ったケアアイテムを選ぶことが大事」とも言います。
「あれ?」と感じた時が始め時今の肌悩みに応えることが大切
化粧品技術の進化を目の当たりにする中で、気づいたこと。それは、お手入れの大切さ。健康的な肌を育むために、毎日の保湿ケアは欠かせません。「肌のコンディションを落とさない」こと、実はこれこそが美肌への近道でもあるのです。
それと同時に、最近注目されているのが「若い世代からのエイジングケアへの取り組み」。先ほども話したように、“効くコスメ”の登場により、ちょっとした肌悩みなら化粧品で解決できてしまうこともあるのです。
「目の下のちりめんジワが気になり始めた」「ほうれい線、こんなにくっきりしていたっけ?」などといった “お肌の曲がり角”は 25歳を過ぎた頃から現れると言われています。
・20歳を過ぎると体内のコラーゲンが毎年1%づつ減少していく
・50歳の女性の体内のヒアルロン酸の量は赤ちゃんの頃と比べると半分にまで減少
などといった調査結果(アンブリオリス本国調査による)もあるほど。20代後半から起こる“肌の変化”は、立派なエイジングサイン。最初のサインを見逃さず、できる範囲で何か手を打つ方法を考えるのが得策なのです。
では、具体的にどのようなお手入れを行えばよいのでしょうか? ここでのポイントは、「エイジングの初期段階(ファーストエイジング)に見合ったアイテムを選ぶ」こと。
例えば、皮膚科医発想で生まれたスキンケアブランド「アンブリオリス」のエイジングケア*クリーム。
長く使われている美容成分をシンプルに処方している保湿性の高いクリームでもあり、保湿機能はもちろん、エイジングの肌悩みを一度に解決できる“総合商社的なエイジングケア機能”が備わっているのが特長のまさに“ファーストエイジングケア*”向きの製品。
「クリームはベタつくから苦手」という人もご心配なく! ホイップのような軽めのテクスチャーでしかも後肌もベタつかず、シルクのような肌触り。ミレニアム世代でも安心して使える仕様になっています。
*エイジングケアとは年齢に応じたお手入れのことです。
今から始めるエイジングケアは未来の肌のための「先行投資」
20代後半から30代のミレニアム世代からエイジングケアを始めると、実は良いことづくしなんです。最小限でケアが済むというメリットもありますが、早めのエイジングケアは今だけでなく、将来のための“投資”にもなるからです。
若いうちからコツコツとケアをしている肌と、「まだまだ大丈夫」とケアを先延ばしにしている肌とでは、未来の肌に大きな差が現れます。後になって「こんなはずじゃなかった」とため息をつくよりも、今から将来の肌のために“投資”をすることが何よりも大切。美容のプロたちも「エイジングケアは先手必勝」と唱えている人が多く、エイジングケアコスメを早い段階から愛用しているのですから。
「肌は手をかけると必ず応えてくれる」「心掛け次第で未来の肌は変化する」のは、あながち間違いではなさそうです。
今と未来の肌のために、今日からエイジングケアを始めてみませんか?
長谷川真弓
美容エディター・ライター
編集プロダクションを経て、広告代理店で化粧品メーカーの営業を7年半担当。化粧品のおもしろさに目覚めたのち、2009年美容週刊紙「WWD Beauty」の編集を担当し、2014年にフリーへ転身。ビューティにまつわるヒト・コト・モノを精力的に取材している。