ビューティーコラム

毛穴、ごわつき、ベタつき。 高温多湿の夏に向け、知っておきたい「お役立ちスキンケア」

ここ数年の日本の夏といえば、気温だけでなく、湿度も高い「高温多湿」環境。肌にとっては良い環境だと思いがちですが、「肌が乾燥している」「ごわつく」「毛穴が悪目立ちしている」など、意外にも肌トラブルに悩んでいる人が多いとか。

今回は、この季節におこりがちな肌悩みにフォーカスし、梅雨のシーズンでも肌コンディションを落とさず、快適に過ごすお手入れ法を紹介します。

梅雨時期でも油断大敵!
「隠れ乾燥」に要注意

梅雨時期は「湿度が高い=肌が潤う」と思いがち。ですが、この“思い込み”こそ、この時期の肌トラブルの原因になっていると言われています。実はあなたの肌も「隠れ乾燥」になっているのかもしれません。

 

例えば、「梅雨時期になるとテカリがひどくなる」「出かける前にしっかりメイクをしたのに、昼前には化粧がくずれてしまう」「夕方になると肌がベタつく」など、思い当たることはありませんか? これらの症状は全て乾燥が原因による肌のSOSとも言われているのです。湿気や汗、過剰な皮脂によって肌が潤っていると勘違いしてしまう「隠れ乾燥」は油断対敵。しっかりとしたケアが必要なのです。

 

 

肌悩みのトップは「毛穴」の悪目立ち
毛穴ケアを怠ると「老けて見える」?

 

また、毛穴にまつわる悩みが増えるのもこの時期ならでは。「毛穴が目立つ」「毛穴の黒ずみが気になる」「ニキビが増えた」など20代の若い世代はもちろん、最近では40代〜50代の大人女性でも毛穴にまつわる悩みが上位にあがってきています。その一方で、毛穴のお手入れについて聞いてみると、ほとんどの人が「特に何もしていない」という回答でした。中には、「ファンデーションで毛穴を隠そうとしたけれど、隠そうとする行為がかえって老けを招いてしまった」という意見も。毛穴ケアを怠ると老け顔・お疲れ顔になるというのは、あながち間違いではないのかもしれません。

 

毛穴をキュッと引き締める!
トニックローションが大活躍

 

では、どのようなお手入れをおこなうのが良いのでしょうか? それは、天候や環境、肌のコンディションに合わせて賢くコスメを使い分けること。ここで注目したいのが、トニックローションです。日本でも「収れん化粧水」として知られています。その名の通り、“肌の引き締め”が主な機能となりますが、肌のゴワつき、テカリなどが気になる時にもおすすめなアイテムです。

 

お手入れはとても簡単。手やコットンにとり、お肌の角質層に浸透させるように肌全体をパッティングするだけ!使い続けることで肌の凹凸が無くなり、さらりとした仕上がりに。湿気が多い梅雨時期はもちろん、暑い夏を快適に過ごせるアイテムです。

「コスメを使い分けること」は現代女性が求めるキレイの近道なのかもしれません。今年の夏は新しい美容習慣でキレイを磨くことをおすすめします。

 

長谷川真弓
美容エディター・ライター
編集プロダクションを経て、広告代理店で化粧品メーカーの営業を7年半担当。化粧品のおもしろさに目覚めたのち、2009年美容週刊紙「WWD Beauty」の編集を担当し、2014年にフリーへ転身。ビューティにまつわるヒト・コト・モノを精力的に取材している。

 

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