ウイルス対策や花粉症、風邪・インフルエンザ予防などのために、日常的にマスクをすることが当たり前になった昨今、お悩みの上位に挙がるのが、肌の「マスク荒れ」。

毎日マスクをすることで、これまでになかった肌荒れやニキビ・吹き出物ができてしまう方が急増しています！

しかし、どうしてマスクをすると、これらの肌トラブルが起きてしまうのでしょうか。マスク荒れを予防・改善するために、まずはその原因を見ていきましょう。

マスク荒れの原因って？

マスクをしていると、外気や紫外線、花粉・ほこりなどの外部刺激から守られているから、肌荒れになりにくいのでは？

このように考える方は少なくありません。ですが、実はマスク内の環境は肌にとって負担が大きくなっています。その理由を以下に挙げます。

【マスク荒れの原因１．乾燥】

マスクをしていると、呼気（吐き出す息）による湿度で肌が潤っているように思いがちですよね。

確かにマスク着用時、マスク内は高温多湿の環境になっています。ですが、過剰な高温多湿下では、肌は「潤い」を通り越して「ふやけた」状態に。すると、肌表面の角質細胞の間には、すきまができてしまいます。

このような「すきま」ができた肌状態でマスクを外すと、すきまから肌内部の水分が一気に蒸発し、肌内部の潤いが不足してしまうのです。

そのため、マスクの着脱を繰り返すほどに、肌は内側から乾燥してしまうことに！

肌が乾燥すると、本来は肌表面で働いているバリア機能が衰え、花粉やほこり、細菌・ウイルスなど外部刺激に過剰反応したり、肌内部への侵入を許してしまったりと、肌への弊害が起こります。

その結果、湿疹、かゆみ、ニキビ・吹き出物など、いわゆる「マスク荒れ」となって肌表面に現れるのです。

【マスク荒れの原因２．マスクの摩擦】

先述したように、マスク内の肌は乾燥して、バリア機能が衰えています。

このような弱った肌状態でマスクをつけていると、マスクによるこすれ・摩擦によって、肌が炎症を起こすことに！

さらには、マスク自体に付着している花粉やホコリなども、肌への刺激物質となってマスク荒れを引き起こす原因になっている可能性があるのです。

マスク荒れの予防・改善方法は？

マスク荒れの根本的な原因は、なんと「肌の乾燥」。そこで、一度なってしまうとしつこいマスク荒れを予防・改善するには、徹底的な「保湿対策」が重要です。

そこで見直したいのが、まずは基本のスキンケアアイテム。すでに敏感になっている肌には、低刺激かつ高保湿なスキンケアアイテムを朝晩使用し、肌本来のバリア機能を保護して育てるように心がけましょう。

また、日中のメイクアイテムにもご注意を！ どれだけ肌に優しいスキンケアアイテムを使っていても、ファンデーションが乾燥しやすい、刺激物質が配合されている、などの特徴があれば、元も子もありません！

そのため、マスク荒れを肌内部から予防・改善するためには、低刺激処方で保湿効果の高いスキンケア＆ファンデーションを選ぶようにしましょう。

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