ビューティーコラム

睡眠不足はお肌の大敵って本当?快眠サイクルでもっと美肌へ!

思うように眠れない日々が続き、気がついた頃にはお肌がボロボロ……。睡眠不足がお肌によくないと分かっていても、実際のところどのように悪いのか、またどうしたら快眠が得られるのか、疑問に思う人は多いのではないでしょうか。

そこで今回のビューティーコラムでは、睡眠の役割やお肌への影響を解説したうえで、快眠につながる行動リストをご紹介します。たっぷりの睡眠をチャージし、心身ともに満ち足りた日々を送りましょう。

睡眠は健やかな心身の要!

疲労回復、記憶の整理、身体組織の修復・成長など、健康的に生活するうえで大切な役割を担っているのが睡眠です。
睡眠が足りていないと、糖尿病や高血圧などあらゆる病気のリスクが高まるだけでなく、パフォーマンスや成長ホルモンの分泌にも影響が及びます。寝不足が続くと風邪をひきやすかったり、ミスをしやすかったりするのもこのためなのです。

睡眠不足は肌にもよくないことだらけ

心身の健康を揺るがすだけでなく、成長ホルモンの分泌がスムーズに行われないことはお肌にとっても悪影響。
美しい肌を保つうえで欠かせない、ターンオーバー(肌の新陳代謝)を促進する役目を担っているのが成長ホルモンです。ターンオーバーは約6週間を1セットとし、徐々に美しいお肌へと整えていきます。

しかし成長ホルモンの分泌が滞ることでターンオーバーの周期も乱れ、肌トラブルを引き起こしてしまうことは少なくありません。
また、寝不足は自律神経のバランスも乱します。通常、交感神経と副交感神経がバランスをとり合っているにもかかわらず、睡眠が足りていないと交感神経優位の状態に。
交感神経は皮脂分泌を促す男性ホルモンを活発化させるため、過剰な皮脂分泌による肌荒れなどのトラブルが起こりやすくなるのです。

快眠を目指すためのTo Doリスト

快眠が美しいお肌づくりを支えるとはいえ、どのようにすれば睡眠の質を上げられるのか分からない人も多いのではないでしょうか。

そこで以下では、ぐっすりと眠るために実行するとよいポイントをお伝えします。要点をおさえて効率的に快眠を目指しましょう!

⑴カーテンを開けて朝の光をあびる

まず朝起きたらカーテンを開けて、太陽の光をあびるのがおすすめです。眠気を誘うホルモン「メラトニン」の元となるホルモン「セロトニン」は、日光を浴びると分泌が活発化するためです。
またセロトニンは眠気にはたらきかけるだけでなく、シミやたるみの原因となるたんぱく質・AGEを分解する作用も! あらゆる肌悩みを防ぐためにも、日光浴は効果的といえます。

⑵枕やパジャマの質を改善

なんだか寝苦しい、寝つきがよくないと感じている人は、枕やパジャマを見直してみましょう。後頭部・首・肩の3点をしっかりと支えてくれる枕は、上質な睡眠をサポートします。

またパジャマは窮屈でない、ゆったりとした着心地のものがベスト。もし寝不足で肌表面のバリア機能が低下しているのであれば、少しの摩擦でも肌にとっては刺激となります。
夏は吸湿性のある綿、冬は保温性が高いフランネルなど、素材にも注目しながら選びましょう。

⑶食生活で睡眠&美容向上

快眠のためには食事の質も欠かせないポイントのひとつ。体内のリズムを整え健康を維持するアミノ酸を摂取することが大切です。
睡眠の質にアプローチするといわれるアミノ酸の一種「グリシン」は、エビやイカなどの海鮮食材から摂取することができます。

また、セロトニンを分泌するうえで必要不可欠なアミノ酸「トリプトファン」は、バナナや乳製品・ナッツ類などに含まれています。
なお、乳製品のなかでもヨーグルトは、睡眠や腸内環境の改善を目指すだけでなく、シミやたるみの原因となるAGEの抑制にも効果的。バナナとヨーグルト、ナッツ入りのグラノーラとヨーグルトなどの組み合わせを、代謝のよい朝に取り入れるとよいでしょう。

⑷エアコンの湿度・風向き調整

寝心地や翌日の体調を左右するのが、エアコンの風です。
快眠のためには、「暑い」「寒い」と感じたら、無理せず電源を入れ室内を快適にすることが大切。ただし冷やしすぎず、温めすぎずに調整するのがポイントで、温度はもちろん湿度にも気を配りましょう。

とくに夏の熱帯夜などは、50~60%程度の湿度に保つことが理想です。
また、温度・湿度のほか風の向きにも注目。エアコンの風による乾燥は、肌のバリア機能を低下させるため、体に風が直接当たらないよう配慮しましょう。

⑸寝ながらスマホを控え

寝る前にスマホを見ていたら目が冴えてしまった……、そんなことも多いのではないでしょうか。
スマートフォンやパソコンから放出されるブルーライトは、体内時計を司る脳内に影響を与え、眠気を誘うホルモン物質「メラトニン」の分泌を妨げます。

また睡眠への影響だけでなく、ブルーライトはお肌への影響も懸念されます。長時間浴び続けると、コラーゲンやエラスチンなどを生み出す機能が低下し、ハリや弾力が失われやすい状態に。
やむを得ずスマホの画面をたくさん見てしまった次の日は、たっぷりのクリームや美容液でお肌をいたわることが大切です。

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