セーターを着る季節になると思い出す、静電気による不快なバチバチ。
「髪の毛がふわふわ浮いてまとまらない」「顔周りにまとわりつく髪の毛をどうにかしたい!」などとお悩みの人は多いのではないでしょうか。
そこで今回のビューティーコラムでは、静電気の仕組みと早期に行いたい対策をお伝えします。
静電気と髪の毛の乾燥の関係性を知りたい人も、ぜひチェックしてみてくださいね。
静電気の仕組みを知ろう
「静電気=体質」と考えている人もいるかもしれませんが、実はそれだけではなく理由がちゃんとあるのです。まずは静電気が起こる仕組みを解説していきます。
静電気の危険は誰にでも潜んでいる!
この世のあらゆるものは、プラスとマイナス2種類の電気をバランスよく持っています。
とはいえ素材ごとに偏りがあり、「プラスの電気を帯びやすい性質」と「マイナスの電気を帯びやすい性質」という、以下の2つのタイプに分類されます。
<プラスの電気を帯びやすい>
・髪の毛
・ナイロン
・ウール毛皮
・綿
<マイナスの電気を帯びやすい>
・ポリエチレン
・ポリエステル
・ポリ塩化ビニル
これらの異なるタイプの素材が触れ合うことによって、プラスとマイナスのバランスが崩壊。お互いが元の状態に立て直そうとする過程で、静電気が引き起こされます。
また、身体がバチバチとして痛いだけではなく、電子機器の故障にもつながるのが静電気の厄介なところ。とくにドライヤーやヘアアイロンの使用には、十分に注意しましょう。
バチバチ不快な静電気の原因とは?
素材の相性をはじめ、静電気の原因は日常生活のなかに隠れています。
ストレスから解放されるためにも、静電気が起きやすい環境や状況をよく理解しておきましょう。
原因1.乾燥
冬に気になりやすい静電気ですが、大きな原因のひとつが乾燥です。
静電気は、湿度40%以下の環境で起こりやすい特徴があります。空気がカラッとしている冬場に起こりやすいのはこのためです。
さらに、暖房をつけることで室内の乾燥は加速します。
また、室内はもちろん、髪の毛や肌の乾燥も同じことがいえます。うるおいが失われたパサつき髪や、カサつきが気になるお肌は静電気をまといやすい状態に。
静電気に合いやすい人は、ボディの乾燥状態もあわせてチェックしてみましょう。
原因2.素材のコーディネート
冬に静電気が起こりやすいのは、乾燥のほか、衣服の素材のコーディネートも原因になっています。
前述したとおり、素材には2つのタイプが存在し、「静電気が起こりやすい、起こりにくい」の相性が決まるのです。
たとえば、ウールのセーターにポリエステルのシャツ、もしくはナイロンのスカートやタイツにウールのカーディガンなど。
また雨の日には、ポリ塩化ビニル製の傘やカッパと髪の毛も、静電気を引き起こしやすい組み合わせです。
原因3.ブラッシングによる摩擦
静電気のシーズンには、日頃行っている髪の毛のブラッシングにも注意が必要です。
髪の毛は元々天然の油分で1本1本がコーティングされていますが、乾燥した髪の毛は油分が少なくからまりやすい状態。ブラッシングすることで保湿された髪の毛以上に摩擦が起こり、静電気を帯びやすい状態に陥ります。
絡まるからといってブラッシングを繰り返すのは逆効果につながってしまい、また髪の毛のダメージとなるため注意しましょう。
寒さ支度に知っておきたい静電気対策をご紹介
いたるところに静電気の要因があり、すべてを防ごうと思ってもむずかしいもの。そこで以下では、静電気が起こりやすくなる前に行いたい、事前の対策方法をご紹介します!
⑴室内の湿度を40%以上にキープ
まずは空気の乾燥から対策を講じましょう。乾燥が気になる前に加湿器を導入するのがおすすめ。デスクワークやおやすみタイムには、机や枕元に置けるコンパクトサイズのアイテムが便利です。
もし加湿器がない場合は、水を入れたコップを置いたり、濡らしたタオルを干したりするだけでもずいぶんと違ってきますよ。
⑵静電気を起こしにくいヘアブラシにチェンジ
ブラッシングの摩擦による静電気が気になる場合は、ヘアブラシを別のものに替えてみるのもひとつの手。プラスチックと髪の毛は静電気の相性が悪いため、木製や天然毛のブラシがおすすめです。
なかには髪を潤すオイルやエッセンス入りのものや、静電気防止効果を謳っているものもあるため、ぜひ注目してみてください。
⑶ドライヤーやコテの使い方を一工夫
ドライヤーでブローする際にも、少しの工夫で静電気対策ができます。
寝起きやお風呂後に放置しすぎて乾いてしまった髪には、水やスタイリング剤をつけてしっかりと保湿。ドライヤーのほか、コテやアイロンを使用する際も同じです。
またドライヤーを当てる際には、上から下に向けて風を当てると広がりにくくなり、おさまりのよい髪が叶いますよ。
⑷肌や髪の毛にうるおいチャージ
ただでさえ乾燥しやすい女性の肌や髪は、日常的なうるおいケアが欠かせません。ですが、肌はしっかりと保湿していても、髪の毛は意外と見落としがちです!
静電気防止のためにも、美容成分をたっぷりと含んだスキンケアやヘアケアをチョイス。肌も一緒にうるおいを補給できると、顔周りに髪がまとわりつくストレスも防げるでしょう。
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