夏に多い肌トラブルの「汗かぶれ」や「あせも」。毎年夏になると、汗をかいて肌がカサカサに荒れたり、かゆみが出たりする方も多いのではないでしょうか。
汗によって赤みやかゆみが生じると、肌にメイクがのりにくかったり、ひどい場合には炎症による肌疾患にまで進行したりするなど、いいことは一つもありませんよね。
そんな夏の肌トラブルは、日々の行動やスキンケアで未然に回避しましょう。夏も変わらない美肌を保つための、汗をかいたときに実践すべき対処法をご紹介します。
汗と肌トラブルの関係性について
汗による肌トラブルは、汗に含まれる塩分やアンモニア、また肌に備わっているバリア機能とのつながりが深いです。
気温が上がり汗の水分が蒸発すると、汗に含まれる塩分やアンモニアの割合が上昇。そこに汗をかいてふやけた肌と衣類がこすれると、肌に浸透した塩分などが肌を刺激して肌かぶれを引き起こします。
このような汗による肌トラブルは健康的な肌にも起こりますが、すでにバリア機能が低下した肌ならさらに起こりやすいことに。
また多量の汗が汗の出口となる汗管をふさぎ、スムーズな発散を妨げることも肌トラブルの原因の一つ。たとえば、発散しにくくなった汗が表皮内に染み出し、水ぶくれ状になったものがあせもです。
赤くぷつぷつとしたあせもは、かゆみに加えて痛みを感じることも。さらに深刻化すると汗管が閉塞し、熱中症にもなりやすいため、油断ができない肌トラブルの一つでしょう。
汗は健康のバロメーター?
さまざまな肌トラブルを引き起こす汗ですが、適切な発汗は健康のバロメーターとも言えます。
運動やトレーニングのルーティンをつくって、夏の暑さについていけるようリズムを整えておくことが大切。スムーズな発汗は体を健康に保ち、ハツラツとした毎日に導きます。
上手に汗をかいたうえで、正しい対処法をとると、心身ともに健やかにいられるでしょう。
汗をかいたときの対処法!4つのルーティンをご紹介
次に、汗をかいたときにとりたい4つの対処法をお伝えします。
汗で濡れた肌をそのまま放置することは絶対NG。屋外に出かけるときは、持ち物にも気を配りましょう。
1.タオルやハンカチでふき取る
汗をかいたと感じたときには、タオルやハンカチでふき取る習慣をつけることがまず第一歩。
汗を洗い流したあとに清潔なタオルで拭うことが最善ですが、それらがむずかしい出先には、ウェットシートやボディーシートを携帯しておくと心強いでしょう。
汗がそのまま蒸発すると、肌内部の水分まで一緒に蒸発して肌の乾燥を招いてしまいます。乾燥した肌には汗に含まれる塩素や尿素がダメージを与えやすくなることに加え、雑菌が侵入するリスクもあるため、汗をかいた肌をそのままにしないよう注意しましょう。
タオルやシートは、なるべく肌を傷つけないやさしい素材のものがおすすめ。吸水性に優れていると、スピーディに汗を拭えます。とはいえ汗を拭きとった後のタオルは雑菌が繁殖しやすいため、複数枚備えておいてその都度交換するのがおすすめです。
2.新しい衣服に着替える
タオルやハンカチを携帯することに加え、汗をたくさんかきそうな日は、着替えを持って出かけることをおすすめします。汗を吸った衣服をそのまま着ていると、タオルと同じく雑菌が侵入して肌がかゆくなったり荒れたりする原因にも。
また下着や肌着はなるべく吸汗性や通気性の良いものを身につけ、汗が肌に留まらないよう努めることが大切。元々肌がデリケートな方は肌あたりの良さにも着目すると、肌とこすれたときの荒れやかゆみにも配慮できるでしょう。
3.シャワーをあびて汗を流す
できることなら、シャワーや入浴をして汗を流すことがベスト。一度かいてしまった汗は肌に刺激となり、汗管をふさぐことにもつながります。
汗管のつまりを回避し、さらに肌への負担を減らすなら、32~34度程度のぬるま湯のシャワーに設定しましょう。
また体や顔を洗うときは、ゴシゴシと肌をこするのは絶対NG。ボディタオルも柔らかめのものを用意し、しっかりと泡立てて、泡で肌を包むようにしてやさしく洗いましょう。
4.スキンケアで肌環境を整える
シャワーや洗顔の後は、スキンケアで肌をしっかりうるおすことがマスト。
特にバリア機能の低下が肌トラブルにつながっているのなら、乾燥をケアして健康的な状態に整えることが、汗に負けない肌をつくる近道です。
「保湿力の高さ」と「肌負担の少なさ」をクリアするスキンケアで、夏の危険にさらされがちな肌をいたわりましょう。
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