ボルドーやブラウン、パープル系など、移り変わるトレンドと共にさまざまなカラーが展開されているリップ。パーソナルカラーや輪郭に合わせたリップをセレクトしつつ、なりたい印象に合わせた塗り方を実践してみるのはいかがでしょうか。

リップの塗り方なんて一つじゃないの？ そう思われる方も要チェック。同じリップ1本でも、塗り方次第でかわいくもクールにもなれてしまうのです。 そこで今回のビューティーコラムでは、普段のリップメイクに飽きてきた……という方も注目の「なりたい印象別のリップの塗り方」をご紹介します。

STEP.1　リップが映えるぷるぷる唇への整え方

リップの魅力を最大限に引き出すには、ベースづくりが何よりも大切です。乾燥したカサカサ唇のままでは、なりたい印象に近づくどころか、リップが唇に引っかかって残念な仕上がりになることも。 そこでまず、リップが映える唇に整えるケア方法をご紹介します。 以下のリップクリームを塗る手順を参考に、うるおいたっぷりのぷるぷる唇を目指しましょう。 1、 リップクリームを縦ジワに沿って塗る
2、 中央から左右の口角に向かって、円を描くようにリップクリームを塗る
3、 上下の唇を擦り合せてなじませる

ポイントは手順１の、「唇の縦ジワに沿って塗る」です。リップクリームは、塗りやすさからつい横方向に塗ってしまいがち、ですがそれだけでは、唇の印象を左右する溝（＝縦ジワ）にまでうるおいが届きません。

そのため、まずは縦方向にリップクリームを塗ってから、その後で唇の中央から口角に向かって、円を描くように動かして塗布し、唇全体をしっかり保湿しましょう。 最後は上下の唇を「ん～ぱっ」とすり合わせて、唇全体にリップクリームをなじませるとベースの完成です。

STEP.2　なりたい印象別で選ぶリップの塗り方

唇の下準備が整ったら、いよいよリップカラーの本番です。なりたい印象に合わせて、リップの塗り方を工夫していきましょう。
かわいい・クールなど4つに分けて、印象別の塗り方をご紹介します。

【かわいい】グラデーションリップ

どこか儚げで守ってあげたいと思わせる、かわいい雰囲気になりたいなら「グラデーションリップ」にチャレンジ。
むずかしいと思われがちなグラデーションですが、少しのコツでふんわり愛され唇になれますよ。

1、 下唇の内側（下唇の約半分）にリップを塗る
2、 上下の唇を「ん～ぱっ」と重ねる
3、 リップの輪郭を軽く指でポンポンとぼかす
4、 色が薄い場合は、再度リップを下唇の内側に塗る

グラデーションリップの基本は、上唇にほとんど手を加えないこと。また、リップを直塗しないことがかわいく仕上げる秘訣です。

【色っぽい】オーバーリップ

セクシーで色っぽい唇になりたいなら「オーバーリップ」がおすすめです。パキッとした美人顔を演出できます。 唇に厚みをもたせることで人中（鼻と上唇のあいだ）を埋められるため、キュっと引き締まった小顔にも見せてくれますよ。

1、 リップライナーで唇本来の輪郭よりも外側に縁取る
2、 ラインの内側をリップで埋める
3、 コンシーラーで上唇の山と口角を際立たせる
4、 唇の中央にハイライトやグロスを乗せて光を集め、立体感を出す
5、 上唇の山の上にハイライトを細く入れて、引き立たせる

後で塗るリップと同系色のリップライナーで縁取る際は、唇より1mm程度外側を目安に、顔全体のバランスを見ながら書きましょう。
唇全体に色が乗った後は、コンシーラーで唇の山と口角にある余分なラインを消して調整。口角を上向きに描けば、過剰なボリュームが抑えられます。
最後に唇の中央にグロスをオンすれば、より色っぽいつややかリップの完成です。

【ナチュラル】抜け感のあるポンポン塗り

近年のトレンドでもある、抜け感たっぷりな雰囲気に仕上げたいなら「ポンポン塗り」を取り入れてみてはいかがでしょうか。
やり方はリップを指の腹にとって、中央から口角に向けてポンポンとのせていくだけ。一度塗り、二度塗りと好きな色味になるまで重ねてみましょう。

ナチュラルな口元になるため、プライベートはもちろんオフィスメイクにもぴったり。何色か重ねて、お気に入りの色をつくってみるのも素敵ですよ。

【クール】モードな仕上がりの船底塗り

今日はクールな雰囲気をまといたい、そんな時はカクカクとしたラインが印象的な「船底塗り」に注目。個性的な唇が叶うため、パーティや冒険したい時のメイクにもおすすめですよ。
1、 リップブラシに色をとってオーバー気味に縁取る
2、 下唇のラインは台形（船底形）になるように引く
3、 コンシーラーで輪郭を整える

基本的には、（2）で紹介したオーバーリップの塗り方と変わりません。一番のポイントは、下唇を船底のような台形（上図の黒線）に決めること。 コンシーラーで余分なラインを消した後は、ペンシルで上唇の山・口角・船底ラインを際立たせるのもおすすめです。

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