気づけば目元に現れているちりめんジワ。顔の印象を老けて見せる要素の一つですが、加齢によるものだから仕方がないと諦めていないでしょうか。ですが、乾燥をはじめとする原因を知って正しくケアすれば、手遅れとはいい切れません!
そこで今回のビューティーコラムでは、ちりめんジワの原因を紐解くと共に、おすすめのケア方法をご紹介します。
ちりめんジワに有効なのは、マッサージとスキンケアの合わせ技です。頭皮と目元にアプローチしつつ、凹凸の目立たないキメの整った肌を目指しましょう。
そもそも「ちりめんジワ」とは?
ちりめんジワとは、目元や口元に現れる細かいシワのこと。元々は織物の一種である「縮緬(ちりめん)」から来ており、布をキュッと細かく縮ませたような見た目からそう呼ばれています。
なお、「小ジワとは何が違うの?」と思われるかもしれませんが、明確な違いはありません。肌は表皮・真皮・皮下組織の三層に分かれており、ちりめんジワ・小ジワのいずれも「一番上の層にあたる表皮に見られるシワ」ということも共通しています。
肌のなかでも最も上層にあり、お手入れで改善しやすいといわれているのが表皮です。
小ジワの主な原因は乾燥のため、予防・改善するためには保湿が必要不可欠。ちりめんジワもまた原因を踏まえて正しいケアを施すことで、健やかな肌を目指せるでしょう。
目元を老け見えさせるちりめんジワの原因
ケアできるとはいえ、目元年齢を引き上げて見せてしまうのがちりめんジワです。
ちりめんジワを正しくお手入れするために、さっそく主な原因をチェックしていきましょう。
ちりめんジワの原因(1)乾燥
ちりめんジワの原因のなかでも、ウェイトを大きく占めるのが乾燥です。小じわの主な原因でもありますが、うるおい不足が細かなシワを生み出しているといえます。
また「乾燥」とひと口にいっても、その原因は一つではありません。ちりめんジワを招く、乾燥の原因として考えられるのは以下のとおりです。
・ホルモンバランスの乱れ(ターンオーバーの乱れ)
・生活習慣の問題(睡眠不足、栄養不足、運動不足など)
・紫外線ダメージ
・スキンケアによる保湿不足
・加齢
乾燥をはじめとする肌トラブルの原因には、ホルモンバランスの乱れが関わっていることが珍しくありません。というのも、ホルモンバランスの乱れは、肌の生まれ変わりサイクルであるターンオーバーを乱し、肌の健やかさを左右する肌表面のバリア機能を低下させるなど、乾燥スパイラルを招くため。
そしてこのホルモンバランスの乱れは、睡眠不足や栄養不足などの生活習慣の問題や加齢から来ていることもあります。
さらに、スキンケアによる外側からの保湿を怠っていると、バリア機能がますます衰えて外部刺激が侵入しやすく、肌内側の水分は蒸発しやすくなってしまうことに。
つまり、ちりめんジワを招く乾燥の主な原因は、内側・外側からと複雑に合わさっているとも言えるのです。
ちりめんジワの原因(2)紫外線
二つ目の原因として挙げられるのが、紫外線によるダメージです。
先述したとおり、紫外線は乾燥の原因のひとつ。さらに、肌のハリ・弾力を司るコラーゲンやヒアルロン酸をつくりだす細胞にダメージを与えることもあります。
結果として、肌の若々しさを左右するうるおいやハリ・弾力が失われると共に、ちりめんジワが目元に現れやすくなるのです。
なお、このような、紫外線による肌老化を「光老化」と呼びます。
ちりめんジワの原因(3)目の使い過ぎ
物理的な原因として、目の使い過ぎもちりめんジワを招く要因の一つ。まばたきをする目元は必然的によく動かすパーツであり、負担がかかりやすいといえます。
さらに、PCなどを使ったデスクワークや細かな数字をチェックしたりするなど、日頃から目を酷使する傾向にある方は、眼精疲労によって目元の血行が滞り、肌のターンオーバーが衰えることでちりめんジワができやすくなるとされています。
なお、マスク生活に伴う昨今では、目元でのコミュニケーションが多発することから、ちりめんジワができやすくなっているとも言われています。
マッサージ&スキンケアでちりめんジワをWケア!
ちりめんジワの原因を正しく理解したら、次はセルフケアの方法を見ていきましょう。
ちりめんジワをケアするコツは、マッサージで引き上げて流し、丁寧に保湿することにあります。メイク前やおやすみ前などに、ぜひ取り入れてみてください。
頭皮&アイマッサージで目元にアプローチ
まず、マッサージの手順をご紹介します。
ちりめんジワにアプローチするマッサージというと、目の周りが中心と思われがち。しかし、頭皮のマッサージからはじめ、皮膚をしっかり引き上げておくことこそが、ちりめんジワ予防の近道なのです。
【手順(1)頭皮マッサージ編】
(1)両手を握って拳を作り、もみあげにあてます。30秒ほど上に向けぐりぐりとマッサージします。
(2)頭頂部に向かって少しずつ位置を移しながら、(1)を繰り返します。
※拳だと痛い場合は、指の腹でマッサージをしても結構です。
(3)拳をこめかみにあて、目元のちりめんジワを伸ばすように意識しながら、斜め上に持ち上げるように動かして10秒キープします。
(4)頭頂部に少しずつ位置を移しながら(3)を繰り返します。
【手順(2)アイマッサージ編】
(1) 人差し指と中指を目の下にあて、左右にやさしく揺らします。
(2) 親指と人差し指で目尻の皮膚を軽くつまんで、上に引っ張ります。
(3) 人差し指と中指でピースをつくり、目頭と目尻にあてて上下に揺らします。
保湿メインのスキンケアで乾燥対策
アイマッサージの後は、目元をたっぷりいたわってあげましょう。ちりめんジワ対策のスキンケアで、気にかけたいポイントは次のとおりです。
・保湿成分配合のアイテムをチョイス
・通常のクリームだけではなく、ポイントケアできるアイクリームを導入
・週に一度はマスク・シートでスペシャルケア
目元は他のパーツと比べて皮膚が薄く、乾燥しやすい部分です。乾燥によるちりめんジワが気になる時は、通常のスキンケアにアイクリームを取り入れてみてください。
またスペシャルケアとして、クリームを塗った上からマスクやパックで保湿するのもおすすめです。
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